ガスを取り除く方法

便秘でたまったガスを取り除く方法を教えてください。

便秘になると、腸内に便と共にガスが溜まって苦しいですよね。
時には腹痛を起こすこともあるので、ガスには注意が必要です。

このように辛いガス腹を解消するには、運動や腸内環境の改善が大切です。

まず運動ですが、軽いもので構いません。
ウォーキングや簡単なストレッチなどで、腸を刺激し活発化させればガスが出るはずです。

簡単な運動としては、肩幅に足を開いてまっすぐに立ち、腰をぐるぐる回すのがおすすめです。
右回りと左回りをそれぞれに30回ほど回すと良いでしょう。

他には、仰向けで横になって両膝を抱えるポーズ。
胸に膝をつけるようにして足を抱え、そのまま5秒ほどキープします。
これを10回ほど行うだけでも、腸の動きが変わります。

これらの運動の時には腹式呼吸を意識しましょう。
深く吸い深く吐くことでリラックスし、より効果が上がります。
また、腹式呼吸を意識することで腹筋が鍛えられ、腸の働きを良くする効果も得られます。

運動以外では、ヨーグルトなどで乳酸菌を摂る・食物繊維をとるなど、腸内環境の改善に努めましょう。
そうすれば腸の働きが正常になり、ガスも出てくるはずです。

これらのガス腹対策は、つまり便秘改善の要素でもあります。
ガスも便も出して、快適な生活を目指しましょう。



便秘とダイエットの関係

便秘を解消するとダイエットになりますか?

便秘は、腸に排泄物を溜めた状態です。
単純にその分体重は重くなっているので、きちんと排泄習慣を付ければ体重も軽くなります。便秘になると下腹部が張ってしまいますが、これも便秘を解消すればなくなり、スッキリとしたラインになるはずです。

また、溜めこんだ排泄物から発生する有毒成分は、腸壁から吸収されて血液によって全身に運ばれます。そうするとリンパや血流の流れが悪くなり、むくんだり脂肪が付きやすくなります。
つまり便秘=体のラインを崩す、というわけで、便秘を解消すればこれらの問題も解決できます。

さらに言えば、便秘解消・腸内環境を整えるには、適度な運動やバランスの良い食生活が重要ですね。これらはダイエットでも大切なことですから、便秘改善に励むことが、結果としてダイエットになるというのも良くあることです。

逆に、食事制限など偏ったダイエットは便秘の原因にもなり得ます。
腸内環境や健康とダイエットは密接な関係にあり互いに影響していると言えるでしょう。



便秘がひどくなると体臭がする?

便秘がひどくなると、体臭などがひどくなるって本当ですか?

本当です。

便秘によって腸内に便が溜まると、悪玉菌の働きで便の発酵や腐敗が進みます。その過程で、アンモニアなど悪臭のある有害物質が発生し、ガス化します。一般的にこれらのガスはおならになるわけですが、腸内に滞留する間に、腸壁から吸収もされています。そして血液中に溶け込んで、全身へと運ばれてしまうのです。

こうして全身に回った有害物質は、皮膚組織へ移り、汗や皮脂と一緒に体外に分泌されます。そして体臭となるのです。

体臭はもともと、褪せや皮脂などを栄養として繁殖する常在菌が発生させていますから、誰にでも多少はあるものです。しかし便秘の場合、ここに腸内のガス、つまり便の匂いが加わるため、よりひどくなってしまいます。また腸内のガスは被布だけでなく肺を通しても放出され、その場合には口臭もひどくなります。

匂いの具合や感じ方は個人差がありますし、自分の匂いには気付きにくいものですが、もしかしたら周囲の人を不快にしているかもしれません。気になる場合は身近な人に聞いてみると良いでしょう。当然ですが、これらの体臭は便秘を改善すれば治まりますよ。



ひどい便秘で医者にかかる場合

どれくらい便秘がひどいと、お医者さんに診てもらったほうがいいですか?

便秘の定義がはっきりとしていないように病院を受診するタイミングも人それぞれで、何日排便がなかったら病院へ、と具体的に言うことは出来ません。

ざっくり言うと
・運動や食事などで改善を試みても効果がない
・便秘によって腹痛や頭痛など具合が悪い
などの場合には早めの受診をお勧めします。

一言で便秘と言っても、弛緩性・ケイレン性・直腸性とタイプがあり、診察によってこのタイプを知ることでより効果的な対処が出来るようになります。
また、便秘は腫瘍など病気の徴候であることも考えられ、このような場合には早期の発見と治療が重要です。
「たかが便秘」と甘く見たり、「下剤を使えばいいや」と安易に下剤に頼ったりせず、おかしいな、長引くな、と思ったら早めに専門家に相談しましょう。

便秘の診察は内科や消化器科で受けられますが、最近は便秘治療に特化した「便秘外来」もあります。
便秘外来では薬による治療はもちろん、生活習慣の改善やカウンセリングによるストレス緩和など、様々な角度から便秘の治療が受けられますよ。



善玉菌の便秘への効果

善玉菌をたくさん増やせば、便秘にも効果がありますか?どれだけ増やせばいいのですか?

便秘の改善に重要なのは、腸内環境を整えることです。

人の腸内には400種類以上、総数100兆個にも及ぶ腸内細菌が住んでいると言われています。この細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌「日和見菌」に分けられます。
善玉菌は文字通り、腸内に良い働きをするもので、逆に悪玉菌は悪い働きをします。日和見菌は、特に良くも悪くもありませんが、悪玉菌が増えると一緒になって悪い影響を及ぼします。

腸内細菌の総数は誰でも大体100兆個と決まっていて、その中で善玉菌と悪玉菌が勢力を争っているのです。
この勢力バランスが悪玉菌に偏ると腸内環境が悪くなり、便秘をはじめ下痢や腸炎など様々な病気の元となります。
ですから、善玉菌を増やして腸内環境を改善することが便秘の解消にもつながります。

ヨーグルトが便秘改善に有効な食べ物とされているのも、ここに理由があります。ヨーグルトには善玉菌の種類であるビフィズス菌や乳酸菌が多く含まれているのです。
しかし、ヨーグルトを食べて善玉菌が増えるのは一時的なものです。善玉菌は人それぞれに生まれつき持った「固有種」があり、それ以外の菌は腸内に定着することが出来ません。つまり、ビフィズス菌や乳酸菌を食べても腸内で繁殖するわけではなく、そのまま排泄されてしまうわけです。
ただ、それは無意味なことではなく一時的には善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが出来ます。ですからヨーグルトなどの善玉菌を持つ食品は定期的に摂ることが重要です。

それと同時に自分の「固有種」も増やしていくとより良い腸内環境を作れます。その為に大切なのは、固有種を増やすための「エサ」の摂取です。エサを与えてやれば腸内に定着している善玉菌たちがそれを基に増えていくはずです。そのエサとして有名なのが、オリゴ糖と食物繊維です。
オリゴ糖はバナナ、ハチミツ、ニンニク、ゴボウ、ネギなどの他、果物類に比較的多く含まれています。
食物繊維は豆、穀物、根菜、きのこ、海藻などに多く含まれています。
特に食物繊維は、それ自体も便秘改善に役立つので、意識して取ると良いでしょう。
他におススメの食品として納豆が挙げられます。納豆菌自体が善玉菌であり、エサにもなるので一石二鳥です。

これらは「どれだけ摂ればいい」という目安があまりありません。
善玉菌の必要な目安は、100兆個の腸内細菌のうち約20%ですが、もともとの腸内バランスやそのほかの食生活によって、必要な善玉菌の数は変わってくるからです。
ただ、便の色でおおよその腸内バランスを見ることが出来ます。善玉菌が優勢の時には便が黄色っぽく、悪玉菌が優勢の時には黒っぽくなるのです。これを目安に食生活に気を付ければ徐々に健康な状態になるでしょう。