医療事務

2位 医療事務

暮らしのペースを守りながら働きたい方。医療分野の経験ゼロの方。
働き方を選びやすい女性にオススメの仕事。
パートや正職員など、ライフスタイルに合わせて働きたい女性に人気の資格。全国に職場があるので、引越しの時でも安心です。子育て中のママにもオススメ。

今回は病院で働く医療事務員の仕事である「医療事務」について紹介したいと思います。

病院へ行った時、受付で保険証を提出し、診療が終わったあとは、診療費を支払ます。
ここからの話でポイントとなってくるのは、保険証。
よく、「○割負担」などといった言葉をききませんか?

保険証とは保険料を支払っていることを証明する証明書のこと。
そのため、保険証をもっていると保険が利くので、医療費にかかる費用は、全額負担にならなくてすみます。
では、いったいいくらの診療費を支払えばいいのか?
それが先ほどポイントだとお話した、【○割負担】というのが関係してくるのです。

現在では、ほとんどの方が【3割負担】になっています。
なので例えば、その日にかかった診療費が1000円だとすれば、その3割である300円が自己負担として支払い、残りの7割(700円)は保険で支払われることになります。

さて上記の例だと、病院側は診療費の3割分(300円)はあなたに請求されましたが、残りの700円(保険)の請求は保険元に請求する必要があります。
この時に発行する請求書のことを「診療報酬明細書(レセプト)」といい、医療事務の一番専門的な仕事が、この診療報酬明細書(レセプト)を作成することとなります。

もともと医療事務というのは、この診療報酬明細書(レセプト)作成(診療報酬請求事務)を指していたのですが、現在では「受付業務」「会計業務」「オペレーター業務」等全般を指しています。
受付業務といえば、患者さんとの接点も多いし、その印象はとても大切なものとなります。
ですので、単なる医療事務だけに留まらず、受付の顔として、病院に従事する一スタッフとしても大切な人材といえるのです。

医療事務には、国家資格がないため、必ずしも資格がなければ医療事務ができないというわけではありませんが、やはり民間の資格でも取得しておくと就職の時に有利になります。

医療事務に関する資格試験には、以下のようなものがあります。

○診療報酬請求事務能力認定試験  財団法人 日本医療保険事務協会
○医療秘書技能検定試験      医療秘書教育全国協議会
○保険請求事務技能検定試験    日本医療事務協会

最近ではレセプトコンピュータを導入している医療機関が多いので、OAオペレーターとしての知識も必要となってきています。