アルコールは薬物

アルコールは薬物

アルコールは、薬物だってこと知っていましたか?
飲酒すると、はじめは思考や自制心を司る機能が抑制され、量が増えると、運動機能や平衡感覚に影響が出ます。
さらに、飲みすぎると意識がなくなり、最終的には死に至ることもあります。
そう、アルコールは、脳の機能を抑制する薬物なのです。

アルコールの耐性や依存性

耐性とは、次第に量を増やしていかないと、期待する効果が得られない性質です。
毎日のようにアルコールを摂取していると、今までの量では以前のように酔えなくなり、次第に量が増えていくと言うような事です。
依存性は、その薬物を用いないと、精神的・身体的に不調を感じるようになる性質です。
アルコールを飲まないと夜眠れないなどといったことも1つの例と言えるでしょう。
アルコールには、こうした性質があるため、初めは寝る前のコップ1杯の酒でも、徐々に量が増え、やめられなくなる恐れがあります。

アルコール依存症

アルコール依存症は、お酒を飲み始めてから10~20年の間に、徐々に進行する生活習慣病です。
意思の弱い人がなるものと考えられがちですが、そうではありません。
習慣的にお酒を飲んでいれば、アルコール依存症は誰にでもなる可能性がある病気なのです。
しかし、本人が病気と思わないだけでなく、周囲の人も、性格や意志の弱さの問題などと考えがちで、対応が遅れることが多くなります。
依存症は病気であり、きちんとした診断・治療により回復が可能であると言うことを認識しましょう。