腸閉塞と便秘の違い

腸閉塞(イレウス)と便秘の違いを教えてください。

便秘はご存じのとおり、便が出にくくなるものです。
便やガスが腸内に溜まることで腹痛を起こすこともあります。

似た症状を持つ病気の一つが、腸閉塞(イレウス)です。
腸閉塞は文字通り、腸が閉塞状態になるもので、やはり便が出ない、強い腹痛といった症状が見られます。
他には吐き気や微熱などの症状があります。
軽度の場合、数日の断食や輸液で回復しますが、重い場合には花からチューブを入れて腸内のガスを出すなどの治療が必要で、場合によっては手術をしなくてはいけないこともあります。

便秘は排泄物を溜めこんで腸を詰まらせてしまうもので、腸閉塞は腸壁の癒着によって腸が詰まってしまうものです。
似ていますが、違うのです。

便秘の場合、腸自体には問題がなく、食事や運動で腸内環境を整えれば改善でき、病院での治療を必要としないケースが多いですが
腸閉塞の場合は腸自体が異常を起こしていますから、病院での診察・治療が重要です。

便秘に比べて激しい腹痛、吐き気、微熱などが現れる場合には、病院での診察を受けると良いでしょう。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です